Arti Gulwadi シニアプロダクトマーケティングマネージャー
オープンソースソリューションへの継続的なコミットメントの一環として、Azureクラウドプラットフォーム内でGrafanaをネイティブに実行できるマネージドサービス、「Azure Managed Grafana」の一般提供を発表します。Azure Managed Grafanaを利用することで、企業の既存のAzureサービスとシームレスかつ安全に接続、拡張することができ、観測可能性とクラウド管理を強化することができます。
プレビューで発表した機能に加え、一般提供では、アラートエクスペリエンスが向上した最新のGrafana v9.0機能をはじめ、ゾーンリダンダンシー(プレビュー版)、APIキーサポートなどの新機能を導入しています。
Azureサービスとの新しい接続と統合
一般提供開始に伴い、Azure サービスとの新しい統合機能を追加し、Grafana のメリットを可能な限り効率的かつ効果的に実現できるようにしました。
私たちは、Azure Monitorのためのいくつかの新しいアウトオブボックスダッシュボードを導入しました。例えば、Azure MonitorのアプリケーションインサイトのAvailability Tests Geo Mapダッシュボードでは、地理的な場所に基づいてアプリケーションの可用性テストの結果と応答性を表示することができます。さらに、Azure Monitor ネットワークインサイトの新しいロードバランシングダッシュボードを使用すると、ロードバランサー、アプリケーションゲートウェイ、フロントドア、トラフィックマネージャーなど、すべての Azure ロードバランシングリソースの主要なパフォーマンスメトリクスを監視することができます。
Azure Monitor Logs の新機能「Pin to Grafana」では、Azure Monitor Logs から Grafana ダッシュボードにワンクリックでシームレスにチャートやクエリを追加することができます。下図では、左側のAzure Monitor Logsのクエリが、右側のGrafanaのインターフェイスに複製されているのがわかりますね。
同様に、Azure Container Appsについても、新しいアウトオブボックスダッシュボードを導入しました。Azure Container Apps の新しい Aggregate View ダッシュボードは、リソースグループ、環境、地域によってフィルタリングされたコンテナアプリの地理的なマップを表示し、各アプリの詳細ダッシュボードへのドリルダウンリンクが表示されます。Azure Container Apps の新しい App View ダッシュボードは、CPU、メモリ、再起動、ネットワークトラフィックなどの主要なメトリクスを表示したり、リビジョン、レプリカ、ステータスコードごとに表示したりして、Azure Container Apps のパフォーマンスを監視します。
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