2022年1月にAzure API Managementのアップデートを実施

 2022年1月20日に、Azure API Managementの定期更新がリリースされました。API Managementサービスで利用できるようになるまで数週間かかる場合があります。

New

  1. 公開された開発者ポータルは、手動で再公開することなく、自動的に新しいポータルリリースにアップグレードされるようになりました。自動アップグレードでは、最新の公開済みコンテンツが保持され、保存済みで未公開のコンテンツは公開されません。
  2. SOAP アクションの URL テンプレートで中括弧を使用して (たとえば /soapAction={wildcard}) ワイルドカード SOAP アクションを定義することができるようになり、API で定義された専用のアクションを持たない SOAP リクエストにマッチするようになりました。中括弧の中の値は、実行に影響しません。
  3. アベイラビリティゾーンは、東アジア地域でサポートされるようになりました。

Fixed

  1. 新規に作成された診断設定は、デフォルトでリクエストクエリパラメータを記録するように設定されなくなりました。この変更に伴い、Diagnostic エンティティの dataMasking.queryParams プロパティには、以下のワイルドカード構成が設定されます。
     { "value": "*", "mode": "Hide"}
    同じワイルドカード設定は、dataMasking.headers にも適用できます。
  2. セルフホストゲートウェイは、既存のホスト名に対する証明書の変更(certificateId)を適切に処理するようになりました。
  3. 複数の validate-content ポリシーを 1 つのポリシーセクションで指定できるようになりました。
  4. 仮想ネットワーク内の stv2 ベースの API Management サービスで、リソースグループを削除できるようになりました。以前は、リリースされていないパブリック IP リソースが原因で削除に失敗することがありました。stv2 と API Management のインフラストラクチャの詳細については、こちらを参照してください。
  5. API Management サービスのバックアップのリソースヘルスに ConfigurationChange イベントが記録されなくなりました。
  6. tracestate ヘッダー値は、最初のキーと値のペアの後で切り捨てられなくなりました。
  7. stv2 API Management サービスを stv1 API Management サービスがある仮想ネットワーク サブネットにデプロイしようとすると、分かりやすいエラーメッセージが表示されるようになりました。